BioStar2 v2.5.0 以降では、標準で、HTTPS の通信がサポートされました。


HTTPSの通信をするために、BioStar2のインストール時に その時のサーバーのIPアドレスを基準に、

HTTPSの証明書を作成します。


その証明書を利用されるPCにインストールすることで、HTTPSの通信ができるようになります。




しかし、BioStar2 インストール後に サーバーPCのネットワークアドレスを変更したり、

インストールする際には、一時的なIPアドレスでインストールしたりすると、

作成される証明書のIPと、実際に動作するBioStar2サーバーのIPが異なることになり、

正しく動作しない場合が出ます。



このため、ポイントとしては、

 ・実際に動作しているBioStar2サーバーPCの IPアドレス

 ・BioStar2サーバーPCが持つ、HTTPS証明書の発行元IPアドレス

一致している必要があります



なお、もし、一致していない状況で利用された場合は、以下のような問題が出る場合があります。


 ・端末の設定などを変更し”適用”を押すと、毎回20秒程度待たされる


 ・RS-485のスレーブ端末を検索し、追加すると、”成功”と表示される割には、

   端末リストに反映されず、表示されない。

   実際は、リストには入っているため、再検索しても見つからない。

   BioStar2を再起動すると、リストに表示される


 ・ユーザーグループを作成しても表示されない。

   または、ユーザーグループの作成に20秒程度時間がかかる。

   実際は、作成されているため、同じ名称のユーザーグループが作成できない。

   BioStar2を再起動すると、一時的に回復する


 ・画面左側のユーザーグループの部分に表示される ユーザー〇人 という表示と、

   それを選択した際に、画面右側に表示されるリストの人数が合わない。

   BioStar2を再起動すると、一時的に回復する


上記のような場合は、正しいHTTPS証明書の作成と設定をし直す必要があります。



証明書の再作成の方法は、 このページ を参照してください。


※ツールの実行時は、BioStar2として利用するネットワークアダプタを1つにしてから実行してください。

  (利用方法の3 で記載の内容です。)


これにより、症状が回復することをご確認ください。