更新日時: 2025/6/5

対応するFW: v1.0.0_20250218

対応する Biostar2 バージョン: v2.9.9 以降

対応する BioStar 2 Device SDK バージョン: v2.9.9 以降

対応する Suprema G-SDK バージョン: v1.8.0 以降



    CoreStation 20 (CS-20/CS-20P) は Biostar2 と統合可能な 2ドア用アクセスコントローラーです。最大で 50万名のユーザーを登録可能で、設置の柔軟性と安全かつスマートなカード認証を提供します。

 PoE+への対応と、高度なセキュリティを実現するための SAM スロットは、CS-20P モデルでのみ利用可能となっています。


[新しい 2ドア用 アクセスコントローラー CoreStation 20 と CoreStation 20P]



CoreStation 20とは

    CoreStation 20 (CS-20)安全かつ柔軟性に富んだ、効率的なアクセスコントロールソリューションを提供するために設計された、次世代型 RFID 専用アクセスコントローラーです。生体認証が不要な、RFID での運用が基本となる環境に特化した設計となっているCS-20は 、接続したカードリーダーによって幅広い種類の RFカードに対応可能です。特に CS-20P はPoE+への対応と最適化されたシンプルな設計により、既存インフラへの容易な設置と統合を可能としています。

 CS-20 及び CS-20P は、RFID の利用を中心とした高性能なアクセスコントロールシステムを求めている方々に最適なソリューションとなっています。



主な機能

種類
機能
実装状況
最大資格保有数 (1:1)
カード: 500,000
PIN: 500,000
実装
対応認証資格
RFID カード実装
接続可能な RS-485 スレーブ端末
Suprema カードリーダー
  • XS2 (生体認証非対応機種)
  • XP2, XPD2
実装
Suprema 周辺機器
  • OM-120, IM-120, DM-20, SIO2
実装
3rd パーティ製機器未実装 (v1.0.1時点)
PoE+ (Power Over Ethernet)
  • IEEE 802.3 準拠
CS-20P のみ対応実装
RS-4853 チャンネル OSDP V2 準拠実装
Wiegand2 チャンネル実装
入力
6 チャンネル
  • TTL 又は スーパーバイズド入力を選択可能
  • 最大 6 チャンネル全てでスーパーバイズド入力が使用可能
実装
リレー出力6 チャンネル実装
Aux 入力3 チャンネル
  • 電源断
  • タンパー
  • 火災警報
実装
SAM スロットCS-20P のみ対応実装
  • FW のカスタマイズが必要


より詳細な仕様につきましは、こちら の CoreStation 20 の項目をご確認ください。



対応機種一覧

CS-20 and CS-20P

  • PoE+の対応是非によって、機種種別が区別されています。



CoreStation 20 の新機能

1. RFID アクセスコントロール

  • RS-485 スレーブ接続対応端末一覧: X-Station 2 (生体認証非対応機種), XPass 2, XPass D2



2. RS-485の 2つのポートを通じて、 最大 4台の RFID カードリーダー を接続可能

  • RS-485のポートに、それぞれ最大 2台の RS-485 スレーブ端末 (RFID リーダー) を接続可能 (1台のDI-24につき、合計4台の RS-485 スレーブ端末を接続できます) 
  • ただし、上部のポート番号が無い "RS-485" ポートは、RS-485 接続のために使用することは出来ません
  • た、RS-485 スレーブ端末と Wiegand リーダーを同時に接続することもできません




3. インテリジェントスレーブ機能を使用することにより Suprema の生体認証機を接続可能

  • Suorema の生体認証 (指紋、IF顔、ビジュアルフェイス) の認証機を、CS-20 の RS-485 スレーブ端末とすることは出来ません。
  • しかし、インテリジェントスレーブ機能を使用して接続することは可能です。
  • ただしその場合、別途で認証端末への認証資格の登録もしくは転送が必要となり、また認証動作は認証端末側で行う形となります。
  • 関連記事: [BioStar 2] Intelligent Slave Support, [BioStar 2] Firmware List of Supporting Intelligent Slave


4. CoreStation セットアップマネージャー による簡単なネットワーク設定

  • CS-20 は CoreStation セットアップマネージャーにも対応しています。
  • 関連記事: [BioStar 2] CS-40 Setup Manager Release, Suprema CS-40 SETUP Manager
    • CoreStation セットアップマネージャーは Web ブラウザベースのインターフェースサービスです。配線が完了していれば、同一ネットワークのどこからでも CoreStation に接続し、状況を確認することができます。
    • この機能は初期設定の際に使用することができます。


5. SAM スロット により互換性のあるカードの拡張が可能 (CS-20P のみ: 要FWカスタマイズ)

  • SAM スロットによる安全なスマートカード認証により、セキュリティ認証を強化する
    • 使用するにはFWのカスタマイズが必要となります。ご利用をご希望される場合は Suprema セールスチーム までご連絡ください。 (Contact Suprema Sales).


6. AUX 入力

  • CS-20 の上部にある AUX 入力ポートには、タンパー電源断火報装置からの入力が設定されています。



CoreStation (CS-40) との違い

   CS-40 は生体認証 (指紋 及び IR顔) に対応しています。対して CS-20 は、RFID 認証に焦点を当てたことで、コストの削減と複雑さの低減を実現しました。また、CS-20 は電源の供給ができるため、電源装置から分配することなく、最大 2台の認証機器を接続可能です。



FAQ

Q1> CoreStation 20 には何台の認証端末が接続できますか?