BioStar2のインストール後に、サーバーのIPアドレスを変更した場合、
インストール時に作成した httpsサーバー証明書とIPアドレスが変わってしまい、
結果として証明書が無効になります。
本記事では、証明書および設定ファイルの再設定をするためのツールについて
紹介します。
目次
- ツールの紹介
- 利用方法
ツールの紹介
本ツールは、証明書の再作成と、設定ファイル内の サーバーIPアドレスを更新します。
このツールは、BioStar2の バージョン 2.6以降で対応しています。
2.5以前をご利用の場合は、別途、サポートページからご相談ください。
以下のリンクから、 ダウンロードしてください。
利用方法
- ダウンロードした ResetHttpsCertificate.exe を 右クリックし、管理者として実行してください。
- インターネットからダウンロードしたファイルのため、警告表示となりますが、実行します。
- 画面が表示されたら、新しいIPアドレスに変更されている ネットワークアダプタを選択します。
(一時的に、当該のネットワークアダプタ 以外は無効にされることを推奨します。) - Update HTTPS Certificate ボタンをクリックします。
- 証明書を初期化することの確認が表示されます。OKボタンを押してください。
- グラフが伸び始めます。(2分程度かかります)
- 後半まで伸びると、証明書のリセットが完了し、適用しますか?という以下の確認画面が表示されます。
- OKをクリックしてください。
- 証明書を取得しに行くサーバーのIPアドレスとポート番号()を入力してください。
(少し一番上の画面をズラすと、値が確認できます。ポート番号が 443の場合は :443 は省略可能です。
例1: IPアドレスが 192.168.0.200 で ポート番号が 123 の場合は、以下のように入力します。
(ポート番号の省略不可のため、 :123 と入力)
例2: IPアドレスが 192.168.0.70 で ポート番号が 443 の場合は、以下のように入力します。
(443 なので省略可能なため IPアドレスだけ指定。 :443 を付加しても良い)
今回の例では、画面を少しずらすと192.168.0.70 と 443 なので、上記のように入力します。 - Enrollment ボタンをクリック
- 以下のような確認画面が表示されます。
発行元の IPアドレスが、入力した 動作中の サーバーのIPアドレスと一致していることを確認 - はい をクリック
- 以下の成功画面が表示されるので、 OK をクリック
- その後、画面をすべて閉じてください。 WEBブラウザも一度、BioStar2のタブだけではなく、
すべての ウィンドウとタブを閉じてください。 - 改めてBioStar2にアクセスしてください。
- 以下のように 保護されている通信となっていることを確認してください。