Technical Support | Suprema

対象バージョン: BioStar 2 Version 2.9.3 & 2.9.4

修正バージョン: BioStar 2 Version 2.9.5

問題の概要

BioStar 2 - Monitoring - Real-time Logでは、イベントが明確に表示されますが、BioStar 2 - Monitoring - Event Logでは、毎月1日に異なるイベントログが表示されます。 

問題の説明 

BioStar 2のバージョン2.9.3、2.9.4で「自動システムバックアップ」機能を有効にしている場合、以下の現象が発生します。

BioStar 2 → 監視メニューの「イベントログ」で確認・検索ができなくなる場合があります。

問題の確認項目

以下の手順で、まずお客様が直面している問題が、この記事で説明されている問題と一致しているかどうかご確認ください。

ステップ1. 

BioStar 2のインストールパスに移動します。

インストールパス　▶　 C:¥Program Files¥BioStar 2(x64) 

ステップ2. 

BioStar 2のインストールフォルダ内の "Logs "フォルダを探します。

Logフォルダのパス　▶　C:¥Program Files¥BioStar 2(x64)¥logs

ステップ3. 

Logs "フォルダの中から、biostar_YYYY_MM_DDy形式のログファイルを探します。

BioStar2のログの日付は、ユーザーが問題を発見した日である必要があります。

※BioStar2のログの日付は、ユーザーが問題を発見した日としてください。
例として、
ユーザーが2024年1月に問題を確認した場合、ユーザーが開く必要があるログファイルは次のようになります。
▶ biostar_2024_01_01

ユーザーが2023年12月に問題を確認した場合、ユーザーが開く必要があるログファイルは次のようになります。 
▶biostar_2023_12_01

ステップ4. 

ユーザーが問題を発見した（見た）日付に基づいて、ログファイルをbiostar_year_month_dayで開きます。 

ステップ5. 

ログファイル内の以下のステートメントを検索します。 

以下の文章は、11月1日に問題が見つかったケースです。
したがって、ログファイル名は次のようになります。 
▶biostar_2023_11_01

例えば、2024年1月にこの問題を見つけた場合、biostar_2024_January_01ファイルで検索することになります。

INSERT INTO T_LGTBIDX (  LGTABLENM, LGIMGDATTABLENM, LGALMTRSTRCTABLENM, ALMEVTTABLENM, STTDT, ENDDT, ISCUR )  VALUES( :1, :2, :3, :4, :5, :6, 'N' ) 
Error code=1062 
Duplicate entry 'T_LG202311' for key 'T_LGTBIDX_LGTABLENM_UINDEX'
23/11/01 18:26:14.948308 E <SYS> [0x00000f6c] Failed, but reason isn't retriable. Exit retry loop... 
23/11/01 18:26:14.966414 E <SYS> [0x00000f6c] insert bulk log errors: log table invalid

エラーコード=1062を検索

ステップ6. 

ログファイルに上記の記述があれば、この記事で説明したのと同じ問題に直面していることが証明されます。

問題解決

「問題の確認項目」した後、以下の手順に従ってクエリを実行してください。

※以下のクエリは、2023年11月に問題を発見したユーザのケースです、 2023年10月に問題を発見した場合は、日付の部分を202310に編集してください。問題を発見した(見た)日付に従って、日付を編集(変更)してください。

DROP TABLE T_ALMEVT202XXX;
DROP TABLE T_LG202XXX;
DROP TABLE T_LGALMTRSTRC202XXX;
DELETE FROM t_lgtbidx WHERE LGTABLENM = 'T_LG202XXX';

この問題はBioStar 2 Version 2.9.5で修正されます。
BioStar 2 Version 2.9.5のリリースは2024年第1四半期を予定しています。